近世中期以降、書物の出版・販売は三都(江戸・大阪・京都)書林仲間の許可なく全国流通できませんでした。そんな中、尾張藩と地元書林たちは板行の独立を求め、寛政6年に認められ、名古屋の出版文化が華開きました。
一方、となりの三河の書林は副業や趣味の範囲の創作活動が主で、名古屋を通して出版し、販売や貸本をしていたと考えられます。
本展では近世に活躍した尾張や三河-おもに吉田城下-の書林やその版本を紹介します。
会 期:2025年4月4日(金)~6月27日(金)
会 場:愛知大学豊橋キャンパス 大学記念館
休 館 日 :土・日・祝日
開館時間:10:00~16:00(12:00~13:00は昼休みのため閉館)
観 覧 料 :無料
記念講演会「書物・出版は日本近世社会をいかに変えたのか」
日 時:2025年4月19日(土)13:30~
場 所:愛知大学豊橋キャンパス 6号館 610教室
定 員:100名(予約不要)
講 師:若尾政希氏(人間文化研究機構理事、一橋大学大学院特任教授・名誉教授)