びはく移動展Ⅲ
末広五十三次
工事休館中の美術博物館コレクションのひとつである「末広五十三次」は、二代歌川広重はじめ8名の絵師が合作して描いた東海道五十三次の揃物で、藤岡屋慶次郎など13軒の版元が共同で出版しました。刊行年は、枠外の印により幕末の慶応元年(1865)閏5月であることがわかります。
このシリーズは、慶応元年5月長州征討のため上洛する14代将軍徳川家茂の行列を主題としており、各図は初代広重保永堂版以来の伝統的な各宿場の景物を基調としながらも、幕末の世相を反映した洋式装備の兵隊や蒸気船、行列を見物する西洋人の姿などが描かれています。
会期 令和5年7月22(土)~8月27(日)
場所 豊橋市二川宿本陣資料館
開館時間 9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日 毎週月曜日(但し8月14日(月)は開館)
入館料 一般400円(320円)、小中高生100円(80円)、市内在住の70歳以上100円(80円)
※()内は30名以上の団体料金・前売り料金、市内在住の70歳以上は団体のみ。