映画「早咲きの花」などで知られ、豊橋ふるさと大使を務める菅原 浩志監督の最新作「カムイのうた」が、1月26日(金)からユナイテッド・シネマ豊橋18にて上映されます。
アイヌの口承文芸を日本語に訳した知里 幸恵さんをモデルに、差別やいじめのない社会を願って制作された作品です。公開初日には16時20分の回の本編上映後、菅原監督による舞台挨拶を行います。是非ご覧ください。
<あらすじ>
学業優秀なテルは女学校への進学を希望し、優秀な成績を残すのだが、アイヌというだけで結果は不合格。
その後、大正6年(1917年)、アイヌとして初めて女子職業学校に入学したが土人と呼ばれ理不尽な差別といじめを受ける。
ある日、東京から列車を乗り継ぎアイヌ語研究の第一人者である兼田教授がテルの叔母イヌイェマツを訊ねてやって来る。アイヌの叙事詩であるユーカラを聞きにきたのだ。叔母のユーカラに熱心に耳を傾ける教授が言った。「アイヌ民族であることを誇りに思ってください。あなた方は世界に類をみない唯一無二の民族だ」
教授の言葉に強く心を打たれたテルは、やがて教授の強い勧めでユーカラを文字で残すことに没頭していく。
そしてアイヌ語を日本語に翻訳していく出来栄えの素晴らしさから、教授のいる東京で本格的に頑張ることに。同じアイヌの青年・一三四と叔母に見送られ東京へと向かうテルだったが、この時、再び北海道の地を踏むことが叶わない運命であることを知る由もなかった…。
監督・脚本:菅原 浩志
出 演 :吉田 美月喜、望月 歩、島田 歌穂、清水 美砂、加藤 雅也 他
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